またまた酒屋の与太話で恐縮です(汗)!
さて、株式市場では世界同時での深刻な「夏枯れ」状況とのことで、膠着相場が続いている。結果として日経平均のボラティリティ―は、ここ数年間での最低水準まで落ち込んでいる。
しかし、専門家は「嵐の前の静けさ」ならぬ、波乱のマグマが着実にたまっていて、今の膠着状況の永続はないとみているようだ。
今後訪れるとみられる波乱は「上」なのか「下」なのか・・・・・・・・?
オプション市場の立会外取引でまとまったポジションを取る海外のプロのトレーダーは、今後訪れるとみられる波乱を「時間はかかるが上」とみているようだ。
【いつも楽しみに読ませていただいております、日本経済新聞さんの「スクランブル」です】
つい最近までは2014年9月あたりのプット、コール両方のオプションの売りが優勢だったのだが、ここへ来て期間の長いコールを買う動きが出てきたのだそうだ。なんと2019年6月のコールにまとまった規模の買いが入ったとのことだ。
推測するに、期間の短いアット・ザ・マネーあたりのコール、プットを売り、非常に期間の長いアウト・オブ・ザ・マネーあたりのコールを買うという典型的な強気のオプション・ストラテジーではないだろうか。
では、我々のような個人投資家はこの状況でどう対応するのか。プロと同じようにオプション・ストラテジーのポジションを形成するのは、あまりにも現実的ではないわけです。
やはり割安感があって、堅調な業績が期待できる企業の株式を、今後しばらく続くと予想される狭い範囲での値動きの中でひろって行くしか方法はないように思うのです。また、高値を出している株式からの乗り換えのチャンスかも知れません。
日経平均2014年9月のオプション売りの反対側になったオプション・トレーダーからは、日経平均価格が上げればオプション・ポジションのアゲインストでの売り、下がれば買いが入ってくるわけで、これがひょっとしたら膠着相場の原因かも知れません。
9月の大量なオプション・ポジションが消えて、日経平均価格がある意味解き放たれるまでに、高値警戒感のある米国株を気にしつつ日本株に買いを入れるのというのが、個人投資家としての正しい行動ではないかと思うのです。
今どきのアリさんを目指して頑張りましょうね!
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