なにがどうしてそんなに強いのか、NYダウは史上最高値を更新している。他方、中国株の値下がり傾向は続いているようだ。
その中間で推移している印象の日本株だったが、日経平均株価は上昇に転じ23000円レベルのレジスタンスを破った。そしてもうすでに24000円に迫っている。
銘柄ごとに上昇に転じるタイミングに違いはあるようだが、調整局面は過ぎ去ったようだ。
売買に占める空売り比率も40%を下回ってきており、空売りの回転が鈍って来ている様子。
トレンドフォローが得意とみられるAIも、買いから入るようなトレードが多くなるのではないか。
いわゆるリスクオンの始まりであり、逃げ出した資金が戻ってくると期待したい。
大局でみれば日本株はバブル崩壊から20年間の調整局面を経て、さらにそこから10年を要して企業は見事に業績を回復したが、株価が追随していない。
カネ余りではあるが懐疑的な市場心理は、いつまで経っても本格的に日本株を買い上げようとしないのだ。
この状況を演繹的に考えてみれば、日本株はまだ買われる余地があるということではないか。そして、そんなバブルとは程遠い過熱感のない値上がりは続きそうだ。
また、今回の理不尽ともいえる調整は、この上昇トレンドをより強固で健全なものにしたとも推察できる。
長期の上昇トレンドはその形成の過程で必ず調整局面をともなう。とくに過剰流動性による金融相場が加わればなおさらだ。
この先も、乱高下の大きい上昇トレンドが続くと想定するべきだろう。
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投稿日:2018年9月22日
カテゴリー:酒屋の株話
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