「酒屋の株話」またもやいつか来た道

 

 

値上がりしている銘柄もあるにはあるが、一方的に下落している銘柄のなんと多いことか。

それも何か特別なことが起こったわけではないのに「なんだここの連日の売り圧力は!?」みたいな売られ方だ。

しかし、その連続して出て来ていた売り圧力は、今週半ばに急に消えた印象がある。

 

 

 

 

 

 

伝えられるところによれば、米中貿易摩擦の激化や世界的な金利上昇への警戒感などのマクロ的な要因で、投資家がファンドを解約したり、持ち高調整が入ったり、保有銘柄の入れ替えによる売りが入ったりしたようだ。

売らなければいけない持ち高を機械的にかつ継続的に売り、その売り圧力が急になくなったとすれば、それは「売りが出尽くした」と言うことではないか。

株式市場は上昇相場であっても、その過程で大きく調整することがしばしばあることは分かっている。

そして、そんな「下げ過ぎだろう!」みたいな、市場心理を悲観に変えるぐらいの調整は、素晴らしい買い場であることが多いことも分かっている。

前回はボラティリティの上昇によるリスクマネージメントの機械的な売りで相場は下落した。そしてその後に上昇した。

今回はファンドの解約などで、同じように特定の銘柄に売りが入り相場は下落。今回もまた同じような展開になるのではないか。

もちろん更なるファンドの解約でもあればさらに売りが入る可能性もあるのだが。

それでも、マクロ環境に起因するような理不尽とも思える成長株の下落には、買いかホールドで挑むことこそがベストな対処法ではないかと思う。

 

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