「酒屋の株話」儲かった年のクリスマス相場か

 

 

90歳を超える和尚さまが「今の北朝鮮の状況は、戦前の日本とそっくりだ」と語っておられた。

今後の状況は予想もできないが、もし数年後に北朝鮮の体制に変化があるとするならアジアにとっても大きな変化となることは間違いない。

もしそうなら朝鮮半島をはじめ、中国、インド、生産年齢人口の多い東南アジアと、今後はアジアが世界をけん引するようになるとも、考えられなくもない。

日本株投資でも、ひょっとしたら特にアジアで活躍できる企業に注目することが、長い目で見れば正解なのかも知れない。

 

 

 

 

 

 

【写真は日本経済新聞の記事】

さて、今週の日本株市場はメージャープレーヤーである海外投資家がクリスマスシーズンにあるためなのか、下がれば買いが入るものの迫力に欠ける展開だった。

海外投資家からの利益確定売りは一巡したようだが、今の日本株は高値圏にあるとみる向きは多いようで、プット・オプションを買う動きが増加している。そのためなのか上値は抑えられている。

営業利益と株価は長期で見れば同じ動きをすると言われているが、市場は業績や株価をまったく楽観視していないということだろう。

つまり市場心理で読み解く日本株市場は極めて健全であるということだ。売る理由はない。

今までに経験したことのないようなスケールの大きいカネ余りの時代にあって、将来性のある企業の株価は、カネ余りの資金流入でとんでもないような高値まで買われても不思議ではないと考える。

たぶん日本株は今、非常に大きな株価の循環サイクルのボトムからやっと抜け出したところではないか。

 

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