「なんでこんなに上がらないの!?」
株価の上昇をあせっても仕方がないのだが、そんな印象を持つ人は少なくないと思う。
日銀と事業法人の買いが、海外投資家と個人の売りを吸収するような状況が続いているが、海外投資家は先週わずかながら現物を買い越した。
やはり海外投資家頼みなのか。海外投資家の買いが入らなければ、日銀に下値は支えてもらっても、上値を追ってはくれないようだ。
<写真は日本経済新聞の記事>
今回の下げを主導したとみられるFANGの下げで、ヘッジファンドが巨額の利益を得たとの報道があった。
ボラティリティの上昇によるリスク・マネージメントや、米中の貿易戦争懸念などもあったが、この下げのもっとも大きな要因のひとつには、ヘッジ・ファンドが巨額のショート売りを仕掛けたこともあるように思う。
強い投機性を帯びていることが存在理由ともいえるヘッジ・ファンドに過剰流動性が加われば、相場は大きく荒れて当然なのだろう。
それでも、ヘッジ・ファンドの強烈なショート売りは下値を試してくれたとも言えなくもない。
そして日本株市場はV字回復した。しかし、その後にはまたなんだか盛り上がらない。
通期での決算発表は近づいている。それでも、期待感よりも懐疑的なムードが漂っているかのような印象だ。
時間はかかっても、懐疑の中で育っていくものと期待したい。
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投稿日:2018年4月7日
カテゴリー:酒屋の株話
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