ワイン専門の情報サイト「デキャンター.com」によれば中国政府が偽造ワイン対策に本腰を入れてきたようだ。
中国の政府当局者の話として、なんと 「中国で販売されたシャトー・ラフィットの少なくとも半分は偽物」 なのだそうだ。また、他のハイエンドのボルドーワインも同じように偽物が多いらしい。
それらは、おそらく中国の沖合に係留している船の中でつくられ、中国本土に運び込まれているとのこと。
ここ数年で中国はボルドーワインの最大の輸入国となり、ボルドーで生産されたワインの約20%の量が中国へと運ばれる。この偽造ワインの問題は、ボルドーにとっても中国にとっても深刻な問題となっている。
偽造ワインは増加傾向にあり、特に中国で人気の高いシャトー・ラフィットの偽造品が多く出回っているとのこと。象徴的なヴィンテージである1982年などは、本物を超える量の偽造ワインが中国で確認されている。
中国の沖合に係留している船の中では、非常に安価なワインを偽造ボトルに瓶詰めする作業が行われているようだ。中には、まったく果汁を含んでいない液体を瓶詰めしているところもあるらしい。
このような状況に対し、中国政府は本物かどうかの確認ができるPEOP(プロテクテッド エコ&オリジン プロダクト)と呼ばれる確認システムをボルドーのシャトーと組んでスタートしたのだそうだ。
PEOPラベルに見えるコードと見えないコードが入っており、税関や税関で確認できるようになっている。
今後はPEOPのラベルが貼ってあるワインと、そうでないワインの価格差が中国国内で大きく拡大するのではないでしょうか。
・・・・・・・・・だって半分以上が偽物ですから。PEOPラベルが貼ってない高級ボルドーワインなんて、怖くて中国で買えないですよね!
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